こんにちは。(株)オークリッチ、富樫です。
第2回目のエントリで、すでに遅延となっております。
申し訳ありません。
言い訳の理由にしようとしているのではないのですが、今週はじめに参加した、イベントで感じた複雑な思いをひとつ。
イベントの場所は東京日本橋。
11月9日~10日の2日間という短期間であるものの、地元の観光協会の後押しもあり、今年の2月に続いてのイベント開催となった。
この会場は、近くで働いている方や、三越本店へ買い物に来た方が主なお客様となる、いわば「何か購買意欲をそそる物がないか」という意識を持った、物を売る側からすれば「買っていただけるお客様」の比率が高い場所。
しかし、いかんせん当日準備が原則のため、物品陳列も時間不足。しかも今回は、仕事の関係で、ほぼ徹夜状態で上京したため、頭の中がモヤモヤ状態での販売スタートとなった。

案の定、自然に近い環境で育て、地域循環農業を前提とした飼育羽数制限や、山野草の給餌など、生産者としてのポリシーとともに説明すると、興味を示してくれる方がそれなりに購入を決断してくれる。
特に今回は、横斑プリマスロック種の希少な卵は人気者。話題のきっかけ作りにも大活躍してくれた。
と、ここまではいいのだけれど、お客様と話のキャッチボールを続けていくと、このイベントに限らず、複雑な思いに遭遇する。
「有精卵が無精卵より栄養価が高く日持ちがいい」なんて、自信満々にいわれると、一体どこからの情報?と思わずツッコミを入れたくなる衝動を抑えるのが精一杯。
単に有精卵か無精卵かの違いだけでは、全く栄養価に差がないことは、科学的に証明されているし、日持ちにいたっては、現状の販売されている卵の、産卵日もパッケージからは断定できない場合がほとんどなのに、どの卵といつ比較したのか。本当にその卵が有精卵かも調べての結論か?同じ鶏でも日齢(人間でいうと年齢)によっても、厳密には卵の日持ちは変わってくるのに・・。
果ては鶏は一日何個も卵を産むんでしょ、とか、卵黄の色が濃ければ栄養価が高いのよね、などの奇想天外な同意を求められた時には、ある意味新鮮な衝撃が体中を走ります。
ある程度商品知識が高いであろうこの会場にしても、この状態である。
なぜ、これらの誤解や認識の誤りが、この情報社会の中を、いまだ闊歩し続けるのか。
確かに、お客様の思い込みもあるでしょう。しかし、我々生産者や販売者には全く責任がないのか。
自分の都合にあわせた情報を発信してはいないのだろうか。
インターネットが普及し、ある意味では、その最大の機能であるハイパーテキストシステム World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ、略名:WWW)。
これによって、異業種からの参入も容易になり、今まで消費者だった人が販売者となりうることが当たり前の世界が広がっている。
しかし中には、明らかに商品に関する記述の、誤った情報や自己中心的な情報を掲載しているサイトも見受けられる。
これらの記述を信用するしないは、各個に委ねられるとしても、最終的には消費者も販売者・生産者も良い結果とはならないのではないか、という思いでいっぱいである。
毎回、イベントに参加するたび、自分のサイトの記述や記事の重要性と、情報伝達の難しさを痛感するのである。
サイト運営者であり、生産者であるという立場から、またお客様からお金をいただくという行為から、複雑な思いはまだまだ続きそうである。
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