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2009年11月 アーカイブ

2009年11月05日

夜のお楽しみ

(株)オークリッチの富樫と申します。
今月は、私の担当ということですので、よろしくお願いいたします。

さて、初回の話題は私の夜のお楽しみを。
私自身は、ゴールデンタイムのテレビ番組をじっくり観る習慣はほぼゼロ。
理由はというと、仕事や会議、各種団体の事務にサイト更新作業など諸事情が優先され、テレビ視聴のプライオリティが、かなり低くなっているため。

必然的に23時以降のテレビ番組が「お友達」となる。
このころの時間帯になると、かなり視聴者の対象を絞り込んでいる番組が多く、その分野に興味のある人が見ると、結構はまってしまうような番組もちらほら。

でも一番面白いのはCM。
稚拙なCMもあれば、なるほどと思わせるCMもあったりで、玉石混淆。
女性をターゲットにするなら商品名を連呼、男性ならイメージで、というセオリーもありだけれど、それだけではくくれない面白CMも目白押しなのである。

番組が視聴者の対象を絞り込んでいる分、CMも計算されているであろうと思われるものが、連夜私を楽しませてくれる。

たとえば、皆さん一度は目にした(聞いた)ことがあると思われる、「デアゴスティーニ(DeAGOSTINI)」のCM。
何となく観ていれば、何ともないある特定の趣味を持った人へのCM、なのだけれど、よく考えてみてほしい。
深夜、それも日付が変わるかどうかの時間帯に、「週刊 仮面ライダーオフィシャルデータファイル」のCMを、なぜやっているのか。
そう、このシリーズを売りたい対象は、「こども」では決してなく、この時間帯に、今まさにテレビを見ている、仮面ライダーに特定の思いを持った「おとな」なのである。
そう思えばナレーションもそれなりの言葉遣い。

その対象に、私も入っているのかと思えば、思い当たるフシが。
小学生のころ、毎週日曜日の確か10時だったか、仮面ライダーの番組があり、翌日の月曜日には学校で話題になっていた、その頃の年代。
懐かしく思い出し、思わず買ってしまう人もいるんだろうなと、一人納得するのである。

試しに、小学生にこのCMを見たことがあるかと聞けば、答えは「NO」と返ってくるはず。逆にその子達が見ている時間帯に流れるCMで、私の知らないCMが数多くあり、そのCMの商品のほとんどが、私個人が購入対象ではないというのは、想像に難くない。

計算されたCMが、計算された時間帯に流れ、それを見た消費者が消費行動を起こす。
ウエブサイトでいうところの「キーワード」に、根っこの部分で繋がっているかも知れないと思って見ると、もっと違う面が見えてきそうな・・・。

23時以降のCMウオッチャーが増えそうな予感(笑)

追記
放送倫理・番組向上機構(BPO)が行った調査によると、16~24歳という年代は、「大切だと思うメディア」の第1位は携帯電話で69.5%、テレビはパソコンの次で11.6%というから、今後のネットビジネス展開には追い風か?
詳細は
http://www.bpo.gr.jp/youth/research/images/02_youyaku.pdf

2009年11月12日

複雑な思い(イベントにて)

こんにちは。(株)オークリッチ、富樫です。
第2回目のエントリで、すでに遅延となっております。
申し訳ありません。

言い訳の理由にしようとしているのではないのですが、今週はじめに参加した、イベントで感じた複雑な思いをひとつ。

イベントの場所は東京日本橋。
11月9日~10日の2日間という短期間であるものの、地元の観光協会の後押しもあり、今年の2月に続いてのイベント開催となった。

この会場は、近くで働いている方や、三越本店へ買い物に来た方が主なお客様となる、いわば「何か購買意欲をそそる物がないか」という意識を持った、物を売る側からすれば「買っていただけるお客様」の比率が高い場所。

しかし、いかんせん当日準備が原則のため、物品陳列も時間不足。しかも今回は、仕事の関係で、ほぼ徹夜状態で上京したため、頭の中がモヤモヤ状態での販売スタートとなった。

見切り配置となった放し飼い卵の販売テーブル

案の定、自然に近い環境で育て、地域循環農業を前提とした飼育羽数制限や、山野草の給餌など、生産者としてのポリシーとともに説明すると、興味を示してくれる方がそれなりに購入を決断してくれる。

特に今回は、横斑プリマスロック種の希少な卵は人気者。話題のきっかけ作りにも大活躍してくれた。

と、ここまではいいのだけれど、お客様と話のキャッチボールを続けていくと、このイベントに限らず、複雑な思いに遭遇する。

「有精卵が無精卵より栄養価が高く日持ちがいい」なんて、自信満々にいわれると、一体どこからの情報?と思わずツッコミを入れたくなる衝動を抑えるのが精一杯。
単に有精卵か無精卵かの違いだけでは、全く栄養価に差がないことは、科学的に証明されているし、日持ちにいたっては、現状の販売されている卵の、産卵日もパッケージからは断定できない場合がほとんどなのに、どの卵といつ比較したのか。本当にその卵が有精卵かも調べての結論か?同じ鶏でも日齢(人間でいうと年齢)によっても、厳密には卵の日持ちは変わってくるのに・・。

果ては鶏は一日何個も卵を産むんでしょ、とか、卵黄の色が濃ければ栄養価が高いのよね、などの奇想天外な同意を求められた時には、ある意味新鮮な衝撃が体中を走ります。
ある程度商品知識が高いであろうこの会場にしても、この状態である。

なぜ、これらの誤解や認識の誤りが、この情報社会の中を、いまだ闊歩し続けるのか。
確かに、お客様の思い込みもあるでしょう。しかし、我々生産者や販売者には全く責任がないのか。
自分の都合にあわせた情報を発信してはいないのだろうか。

インターネットが普及し、ある意味では、その最大の機能であるハイパーテキストシステム World Wide Web(ワールド ワイド ウェブ、略名:WWW)。
これによって、異業種からの参入も容易になり、今まで消費者だった人が販売者となりうることが当たり前の世界が広がっている。
しかし中には、明らかに商品に関する記述の、誤った情報や自己中心的な情報を掲載しているサイトも見受けられる。

これらの記述を信用するしないは、各個に委ねられるとしても、最終的には消費者も販売者・生産者も良い結果とはならないのではないか、という思いでいっぱいである。


毎回、イベントに参加するたび、自分のサイトの記述や記事の重要性と、情報伝達の難しさを痛感するのである。
サイト運営者であり、生産者であるという立場から、またお客様からお金をいただくという行為から、複雑な思いはまだまだ続きそうである。

今回の話題に登場した放し飼い卵について興味のある方は小社サイトへどうぞ
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2009年11月18日

あと6回

こんにちは。(株)オークリッチの富樫です。
気忙しくなって来たと思ったら、あと6回しかないんですねぇ。

何がというと、2009年の残りの日曜日。

あと6回しか日曜日はありません

直近の日曜日である、11月22日は「いい夫婦の日」だとか。
この日はある意味新潟県にとって、正念場のスタート地点かもしれない。

なぜかというと、この日はNHKの大河ドラマ「天地人」の最終回。
今年の1月、いや大河ドラマに天地人が決まってからといったほうが正しいかも知れない。新潟県内あちらこちらで、関連施設や関連グッズ、関連商品の販売など官民上げての観光キャンペーン。そして、大河ドラマの集客力のすごさは、県内各地に大勢の観光客を引き寄せた。

それに加え、「うまさぎっしり新潟」をテーマとした、JRグループと指定された自治体、地元の観光事業者等が協働で実施する大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」が、10月1日~12月31日に行われている。
TV-CMで佐渡や村上が紹介されているのを見た人も多いはず。

そのほか、国民体育大会の開催も、来県者数を大きく増やした要因であることは間違いないと思う。

いわば、「新潟ブーム」の風のもととなった、これらのイベントなどが年内に順次終了していき、残すところ日曜日は6回ということになった。

2010年は、大河ドラマは「龍馬伝」、デスティネーションキャンペーンは年明けの京都市に始まり、年度実施の3箇所のうち、奈良県と長野県の実施がすでに決まっている。

明らかに風向きは変わる、まさに正念場。これを良い方向に進むターニングポイントとするために、これからが新潟の知恵の見せ所だと思う。
ブランディングの世界でも、「ブーム」の取り扱いは厄介だという言い方を多く聞く。
実際に私もそう感じているし、日ごろからできるだけブームに乗らないよう、乗せられないよう注意を払っているつもりでもある。

人間の移り気は早く、いつまでもブームを呼んだ商品やサービスに、単にしがみついていると、「時代遅れ」のレッテルを貼られてしまいかねない。

身軽なだけに、小回りが利くスモールビジネスのほうが有利、という一般論はさておき、「時の流れの止まったサイト(会社)」などと失笑を買わないよう、対策を講じなければと感じる年末であります。
とはいっても、知恵を絞るのは大変な作業ですよねぇ。

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2009年11月28日

スーパーでの教訓

先日、山形県の庄内地区であったお話。

午前と午後にそれぞれ取引先との打ち合わせがあり、朝から車で庄内地区へ。
午前の打ち合わせが長引き、午後の約束時間まであと数十分程。時間もないし、お弁当を買って車の中で昼食をと、取引先に近いスーパーに入りました。

お惣菜コーナーは、職業柄どんな素材(食材)が人気で、どのように調理されていて、いくらの値段が付いているか、といったことをいつも気にして見ています。
今までの自分自身の感触では、山形県の庄内地区は、新潟県の阿賀北エリアより、総じて食品の値段が高い傾向にあります。
しかし、今回のスーパーの惣菜に関して言うと逆転現象。盛り付けもそこそこ綺麗だし、ご飯をはじめボリュームもある。ご飯については、新潟米と庄内米ということで、原価も違うからなのかなぁ・・など、勝手に推測しながら、できるだけ素材の味を確かめられそうなお弁当を持ってレジへ並びました。

会計の順番が回ってきて、お箸をお願いしたところまでは良かったのですが、会計を済ませても、レジ袋を出すそぶりは全くなし。
さっきお弁当を買おうと思って入ったスーパーなので、こちらはもちろん手ぶら。
「レジ袋は・・」と言い出した途端、キッとした視線(に感じた)がこちらを睨み、「レジ袋は5円かかりますよッ」と、いかにもそんなことも知らないで来たのか、といった口調。そして続けざまに「ダンボールは使っていいですよ」との答え。
ワンコイン程度のお弁当を入れて、段ボール箱で行きなさいは無いでしょ!と心の中で叫びながら、お豆腐などを入れる時に使う、あのロール状態の薄い袋を指して、あれでもいいかと聞くのが精一杯。

明らかに私よりはずっと若い女性でしたが、この時はお世辞にも庄内美人には見えませんでした。このお弁当の評価は、食べる前から言うに及ばずです。


いつも、利用している新潟県内のスーパーでは、会計をする時に、お客様に対しレジ袋はどうするのかと一人ずつ尋ね、不要な人には割引をするなどの接客をするため、それが当たり前だと思ってた私には、かなりの衝撃。

私が当たったレジ担当者は、私が「手ぶらである」、「レジ袋は・・と話し始めた」などを、きちんと見極めていれば、今自分の目の前にいるお客様が、初めてのお客様か常連さんかとか、この人はレジ袋が必要か不要か、といったことがある程度推測できたはずだし、それに沿った対応も可能だったのではないかと感じています。

こういった見方からすれば、観察力・洞察力が、明らかにこの場面では欠如していたと思うし、その奥には、レジ係個人もさることながら、そのスーパー全体の質というか、社員教育を含めた社風も垣間見れる気がしました。

「初めからレジ袋を出さない。欲しいお客様には有料で販売する。」という考え方と、「レジ袋は出すが、不要なお客様には割引します。」という考え方。
環境問題などもバックボーンにあるため、賛否両論あるかと思いますが、翻って我が身に置き換えて考えてみたときにはどうでしょう。

ネットビジネスを展開している上で、似たような状況が果たして無いのでしょうか。
自分ではそういうつもりではないのに、「一見さんお断り」のような看板を出してしまっていないのか、常にお客様の立場で考えているのかどうか、などなど。

もう一度、自分のビジネスの方向性や手法を確認したほうがいいよ、と神様に教えてもらった気がした一日でした。


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